2014/02/19

生きること



春になると、菜の花が食べたくなる、
スーパーに並んでいるのを見ると
春のエネルギーをぎゅっと感じて
食べたい!食べたい!と本能がむずむずする。

買ってきた菜の花を、なんとなく一本だけ残して
水にさしてみた。
花、咲くのかなぁ
素朴な興味。

すっと背がのびて、葉が元気になる菜の花を見て
毎日がんばれ〜と応援。
何してるのーと少し笑ってみていた母も
次第にのってきて、こうしたらいいんじゃない?!と
いろいろ提案。
一本目は黄色いつぼみの状態のまま力つきてしまった。

二本目は、母が始めた。
なるべくつぼみが大きいものをチョイス。
3日目くらいの雪の日に咲いた。
元気よく。真上から見たら線香花火のように。
咲いたねー。
つぼみが大きいのを選んだのが正解だったんだね。
と母とゆっくり眺めた。

自然のエネルギーはすごい。
こんなにエネルギーを持っているものを食べたら
そりゃあ人間も元気になるはずだ。

身体が自然と欲しがるもの、
喜ぶ事をした方がいいんだよ

と、最近よく母に言っている。

病気が再発して、
本格的な抗がん剤治療をする
と、決めた母に、
抗がん剤治療なんか絶対にしない方がいい!と
強く言えない。それは、母の生き方だから。
だから
人っていう生き物が一番楽に
エネルギーを強く持って生きていく事は
こっちなんじゃないかなぁと
やんわりと話している。

一番目の菜の花が元気がなくなっていった時、
母はたまたまあった、某花屋で花を買うとついてくる
花を長持ちさせる液体を入れてみようか?と提案してきて、
自然にそんなものないし、植物がかわいそうだ。
だいたい某花屋が切り花に水のかわりにジェルをつけるのも
あまり好きではない。
と、断固拒否した。

私は、素朴な興味プラス少し菜の花に願掛けをしていた。
切られた菜の花が水だけでちゃんと花を咲かせる生命力があるのなら
人間だって、必要最低限で生きていけるんだ、と。



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